すぐに謝る人の心理について、こちらが悪い場合には恐縮をしてしまうことも。男女ともにすぐに謝る人がいますが、その思いについて不思議に感じる時がありますよね。
今回は、そういった人とうまく接する方法についてお伝えしていきますので、プライベートやビジネスで役立ててみてくださいね。
気の弱い性格
性格的に気が弱いので、すぐに謝ってしまう人は多いです。自分が悪いかもしれない…とすぐに思うので、謝るという行為に至るのでしょう。
小さな頃から謝ってきた
小さな頃によく親に叱られて、すぐに謝る習慣がついてしまっている人もいます。親からの愛情を受けたくて謝ってしまい、許されて愛情を得てきた人もいるでしょう。
育ってきた環境は人それぞれ。自分にとっては理解できない内容でも、本人にとっては謝るのが当然で楽だと感じる場合もあるのです。
相手が謝るのを楽だと感じているのなら、これを無理に止める必要はありません。でもこちらに非があるとしたら「こちらこそごめんなさい」と言うようにすれば、相手の中に良い意味で心の変化が訪れるかもしれません。
人と接するのが苦手
人と接するのをもともと苦手だと感じる人は、もしもトラブルになるかもしれないと思うと、すぐに謝る場合があります。
これ以上人付き合いを苦手なものにしたくないと思い、謝ることでなんとかこの場を切り抜けたいと考えているのでしょう。
実際に謝れば、場が収まる場面もあります。でも本人の中でくすぶった思いがあるとしたら、あまり良いことではないですよね。
本人に「どうして謝るの?」と理由について穏やかに聞いてみましょう。ここで「自分が謝れば済むから」と言うのなら、これから先もずっと繰り返してしまうでしょう。
これは本人のためにも良くないので「悪いことをしていない」と相手に教えてあげるようにする必要があります。言われて初めて「そうなんだ」と気が付く場合もあるでしょう。
怖がりの性格
人に対してもそうですが、何か出来事が起きた時にとても怖がる性格の人がいます。こういう性格の人も、すぐに謝る心理がはたらくでしょう。
表面的には強く見えても、実はとても怖がりのタイプもいるのです。ひねくれているような雰囲気の人でも、心の中は怖くてたまらない場合も。
表面だけで相手を判断せずに、相手がどのような性格なのかを、できるだけ様子を見て理解するようにしましょう。
話せる機会がある時には、話すようにして内面を見るようにすると、なぜこの場面で謝るのかが分かってくるのです。
そして、辛い思いを抱えながら過ごしている相手に対して、フォローやサポートをしてあげるようにしたいですね。
自分よりも相手を上だと思っている
実際に立場的に上の場合ありますが、同僚や同期などでもすぐに謝るような人もいます。ここにはどのような思いがあるのでしょうか。
負けているという思いが最初からある
相手に対して自分は負けている…と最初から思うので、謝ってしまうケースもあります。自分よりも仕事ができる、人から好かれているなど。
自分にはないものを相手が持っていると思っているので、最初から負けている気持ちになっているのです。
こういう相手と話していると、すぐに謝ってしまうのは自分に自信が持てないから。相手に対して勝とうという気持ちにはなれずに、負けを認めていると表現しているのです。
でも自分にもプライドがあるので、辛く感じる時もあるでしょう。こういう場合は、辛そうに謝ってくるので「何も悪いことはしていないよ」と伝えてあげると、相手はホッとするでしょう。
そして、相手の良い面を褒めるようにしてあげると、ここで自信を得られるケースもあるので、良い面を見つけてあげると良いでしょう。
目上の人に気に入られたい
上司や社長など、自分にとって仕事上で目上の人に対して気に入られたいという思いから、すぐに謝る人もいます。
これは仕事上のことだと割り切り、謝っているのであまり傷ついていない場合が多いでしょう。
でも謝らなくても目上の人から好かれている人を見ると、うらやましいと感じる気持ちになるかもしれません。
そして、できれば自分も謝らなくても気に入られるように、仕事を頑張ろうと考え方を変えるパターンもあるでしょう。
取引先について
取引先に対してすぐに誤ってしまう人もいます。弱みを見せているようで、あまり良いことではないと思う人もいるでしょう。
でもここで謝ればやりとりがうまくいくと自分で思っているので、スムーズに接していけると思う人も。
取引先のほうもこれが当然で楽だと感じているのなら、この関係は成り立つでしょう。でもどこかでストレスが溜まり、仕事を好きではなくなるかもしれません。
仕事上、謝らなくてはいけない場面もありますが、頑張った自分に対して労いの気持ちを持つのを忘れないようにしたいですね。
相手から好かれたい思いがあるから
異性に対して好かれたい思いがある時には、相手に対してすぐに謝る心理がはたらきます。相手のわがままが理由でも、こちらが応えられないのが悪いと思い込んでいるのでしょう。
相手の言いなりになってしまう
自分の方の愛情が深いと思うと、つい言いなりになってしまう人もいます。これは男女ともに言えることでしょう。
例えば男性に対して女性がすぐに謝る場合は、嫌われたくない思いが強いのです。「謝るから離れていかないでほしい」と思っているのでしょう。
逆に、彼女をとても好きなのに彼女が浮気をするケースもあります。ここで彼女が謝るよりも先に「淋しい思いをさせたからだね。ごめんね。」と謝ってしまう彼氏もいるでしょう。
彼女がこれを聞いて、もう二度と浮気をしないと思うのなら良いのですが、この人なら何をしても許してくれると甘く見られる可能性があります。
時にはきつく叱るようにしなければ、相手が成長しないケースもあるでしょう。離れていかないでほしいからといって、謝ってばかりいると相手が自分は悪くないと思い込んでしまうのです。
そして、これから先もわがままで自分勝手なまま振舞い、人に迷惑をかけるようになりかねません。
素直さをアピールしたい
自分が悪いことをしたとしても、相手にも非があるケースも。でも自分からまずは謝るようにしている人もいますよね。
これにより自分の素直さをアピールすることにつながります。でも相手によっては、自分にも非があっても謝ってこない場合もあるでしょう。
こういう相手に対しては、穏やかに相手の非について伝える必要があります。こちらが謝っているのに、相手が謝らないのは相手が意地を張っている可能性があるでしょう。
でもあまり相手の非に対して厳しい言葉を言うと、余計謝りにくくさせてしまうのです。相手に謝ってもらうためには「今後は一緒に〇〇していこう」と前向きな言い方をしてみましょう。
そこで相手も、確かに自分の行動にも非があったと認めて、謝るパターンが多いのです。
まとめ
すぐに謝る人の心理には、複雑なものもあればとても分かりやすいものもあります。でも相手とこれからも接していく関係なら、なぜすぐに謝るのかを理解しておいた方が楽だと言えるでしょう。
なぜ謝るのか分からないままで接していくと、相手の本音どころか心の中が何も見えないままになってしまうのです。
出来るだけ相手の本音を知るためにも、よく話すようにして謝る理由について聞いてみる機会を持つようにしたいですね。
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