職場や知人、近所などで嫌がらせをする人の心理が、理解できない時がありますよね。些細なことで嫌がらせをする人は必ず周囲にひとりはいるもの。
自分は仲良くしようと思っても、相手の意図が読めない時はストレスになり、人間不信に陥る場合もあるでしょう。もしこんな人に出会ったら嫌がらせする心理を理解して、逆にうまくアプローチしてみるのも必要に。
世の中すべての人と平和な関係を築くのは無理かもしれませんが、自分の身の回りではできるだけ幸せな人間関係を築きたいものです。そこでぜひ知っておきたい、嫌がらせする人の心理についてお伝えしていきましょう。
嫌がらせをする人の心理について探ることで、人間関係向上を目指そう!
妬みがあるため
嫌がらせの心理は、自分よりも成功している人や人気がある人に対しての妬みの気持ちの表れです。物事がうまくいっている人に対して、嫌な思いをさせることで自分が満足感を得られるのでしょう。
職場でありがちな嫌がらせのパターンですが、部下が評価された時に自分の立場や地位を利用して、妬みを押し付けるようなシチュエーションも。人が羨むような環境にいると、周囲からは羨望のまなざしで注目されます。その時に心から人のために「嬉しい」と思う気持ちがないと、自己中心的な妬みへと進展することに。
嫌がらせの心理は人の気持ちを暗くさせて、辛い状況に追いやることで自分が幸せを感じるというもの。周囲からは、ひねくれた人に見られている場合が多いでしょう。
相手の気持ちを引き寄せるため
嫌がらせの心理は、そのまま受け止めると攻撃的でとてもネガティブなものに。しかし好きな人や近づきたい人に対して、どうやってアプローチしていいかわからない時は、つい嫌がらせをして興味を引こうとするものです。
よく恋愛の場面でありますが、好きな異性に対して意地悪をして自分の存在を知ってほしい思う心理も。嫌がらせする人の心理は、人との関りが苦手なため、うまく人付き合いを出来ない可能性もあるのです。
相手を喜ばす為にどうしたらいいか分からないので、嫌がらせや意地悪で近づいていくのです。また自分の気持ちを知られたくないという不安をごまかしたい時にも、嫌がらせをする心理があるでしょう。
過去の仕返しをされるため
なぜ自分が嫌がらせをされるのか、意味が全く分からない時もありますよね。まったく覚えがないのに、しつこく嫌がらせをする人がいると、精神的な苦痛になってしまいます。
そんな時は過去を振りかえってみましょう。自分の記憶にはないところで、もしかしたら相手を傷つけるような発言をしたり行為をしていたりしたかもしれません。
いつまでもそのことを忘れずにいて、嫌がらせをして仕返しをしようと思う心理は誰にでもあるものだと言えるでしょう。
最近ではSNSなど相手の顔が見えない環境があるため、言いたい放題、やりたい放題する人も多いですよね。相手が見えない嫌がらせは、残念ながら表に出てしまう場合も。もし心当たりがある場合は、しっかり相手と話をした方がいいでしょう。
育った環境が悪い
嫌がらせをする人の心理は、大人になって形成されるものでなく、幼い頃の経験や育った環境が影響しています。たとえば子どもの頃の家庭環境が悪くて十分な愛情を受けて育っていない場合は、トラウマや不満を人に対して嫌がらせをすることで解消されると思っている場合も。
親から虐待されていた場合は、「攻撃」する感情表現しかできない為、嫌がらせでしか人とコミュニケーションが取れないのです。
子どもの頃の体験は大人になって気が付かないところで悪影響として出ていますので、人から指摘されたり人間関係がうまくいかなかったりする場合は、相手を責める前に自分自身の言動を確認することが大切です。
劣等感があるため
嫌がらせの心理は劣等感があるため、周囲に対して寛容になれない特徴も。自分に自信があれば人に優しくできるはずですよね。しかし気持ちに余裕がない劣等感だらけの人は、常に不安や嫉妬、猜疑心などで一杯のため人に対しての優しさが欠けてしまうのです。
劣等感をなくすために人に八つ当たりをして、自分が優位な存在であることを誇示したい人も。嫌がらせする人は些細な事にとてもこだわりますよね。しかも必死になって張り合ってくるのは、時には滑稽な姿にも見えます。
劣等感が強い人は、勝手に自分のライバルを作り、相手の負けを証明しようと必死になっているのでしょう。そんな嫌がらせをする心理は、まず自分に自信を取り戻すことが性格を直す為に必要なのです。
まとめ
日常生活のなかで、私達は人間関係を自分で選べない時が多いもの。嫌がらせする人と毎日仕事を一緒にしないといけない時や、親しい関係の中で嫌がらせをされるような場合もあります。
そんな時は嫌がらせする心理を思い出して、相手の態度をうまくかわすことが必要です。辛い表情をして悩んでいる弱い姿を見ると、相手がさらに攻撃をしてくるかもしれません。
深刻な悩みがある場合は、信頼できる人に相談をしてみましょう。嫌がらせをストップさせるには、勇気をもって相手に知らせることが必要な場合もあるのです。
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